新着情報
婚活心理学
「結婚相談所のメリット&デメリットを徹底解説!」婚活心理学 vol.1新連載
【皆さん こんにちは。婚活メンター・ひろです。結婚相談所は、効率的に結婚相手を探すための強力な手段ですが、すべての人にとって最適な選択とは限りません。結婚相談所のメリットとデメリットを十分に理解することで、自分に合った婚活方法を見極めることができるでしょう。
連載の第1回は、婚活ビギナー向けの基本情報として、あえてデメリットも取り上げ、「中の人」しか知らないリアルな情報を交えながら分かりやすく解説します。今後も、婚活に役立つカップルの心理に迫る情報をお届けする予定です。どうぞお楽しみに!】
*内容
・結婚相談所のメリット
・結婚相談所のデメリット
・まとめ
結婚相談所はどんな人に向いているのか?
結婚相談所は「出会いの場」と心得る
心理サポートの重要性
従来の結婚相談所の枠を超えたサポートを〜リアルラブのメソッド&考え方
●結婚相談所のメリット
メリット1. 結婚への本気度が高い相手と出会える
結婚相談所の最大のメリットは、「結婚したい」という明確な意思を持つ会員のみが登録している点です。
マッチングアプリや合コンでは、「寂しいから恋人が欲しい」や「まずは気軽に付き合い、結婚は流れで」と望む人が多く、結婚を真剣に考えている人にとっては、結婚願望の温度差が生じがちです。
しかし、ここではガチで本気。
たとえば、結婚相談所業界最大手のIBJ(日本結婚相談所連盟)には、2024年6月時点で約9万名の登録会員がおり、交際から1年以内に成婚するケースが多いというデータもあります。結婚を確実にスピーディーに進めたい方には、非常に心強い手段と言えるでしょう。
メリット2. 効率的に理想の相手を探せる
結婚相談所は、事前に年齢、職業、年収、学歴、身長といった基本情報だけでなく、ライフスタイルや結婚後の希望、さらには趣味や価値観に至るまで、詳細な条件で相手を探すことが可能です。
たとえば、飲酒・喫煙の有無、家族との同居状況、住居形態、子供の希望、共働きか専業主婦(または専業主夫)希望、さらには休日の過ごし方や宗教、ペットの有無、家事分担の考え方など、細部にわたって条件を擦り合わせることで、「価値観の合う人」と効率よく出会えるメリットがあります。
メリット3. 仲人や婚活カウンセラーの手厚いサポート
婚活初心者や異性との交際に不安がある人にとって、専任の婚活カウンセラーや仲人のサポートは大きな安心材料です。
具体的には、プロフィール作成のアドバイス(写真の選び方や自己PRの添削)、希望条件に合った相手の提案や相性診断、お見合いの調整、交際中のフィードバック、さらにはプロポーズ・成婚に向けた具体的なアドバイスなど、マンツーマンでサポートしてくれます。
また、担当カウンセラー同士が交際状況を共有する仕組みにより、交際中の不安や疑問が解消され、安心して婚活を進められる環境が整っている点も大きなメリットです。
メリット4. 安心・安全な出会いが保証される
結婚相談所では、住民票、独身証明書、収入証明書(男性のみ)、学歴証明書など、各種公的書類の提出が義務付けられています。
この厳格な審査により、既婚者が紛れ込んだり、虚偽の情報に基づくトラブルを未然に防ぐことができます。
また、交際中の性交渉が禁止されている点なども、特に女性にとっては安心して信頼できる相手と出会える大きな魅力となります。
メリット5. 短期間で成婚に向かえるシステム
結婚相談所では、出会いの段階から「結婚前提」という共通認識のもと、交際から成婚までを概ね3ヶ月を目途に、最長で6ヶ月以内に決めるルールが明確に設けられていることもメリットです。
このスピード感は、迷いや駆け引きに時間を取られる従来の恋愛とは一線を画し、効率的に結婚のゴールへ近づくことができます。
婚活プロセスは、カウンセラーのサポートを受けながら、お見合い、仮交際、真剣交際、そして成婚退会へと進むため、決断のタイミングが明確に定まっています。
なお、成婚とはプロポーズを受け「結婚の約束」が成立した状態を指し、入籍は含まれません。成婚後、成婚料(成果報酬金)を支払い、所定の手続きで退会となります。
●結婚相談所のデメリット
デメリット1. 経済的な負担
結婚相談所の利用には、入会金、月会費、成婚料などを含めると、年間20万円~50万円以上の費用が発生する場合があります。
また、相談所によっては、各種手数料(紹介料、お見合い料、更新料など)も加わるため、婚活全体の経済的負担が決して軽いとは言えません。
「生涯の伴侶を選ぶための投資」として割り切る必要があるため、契約前には料金体系の詳細な確認が不可欠です。
デメリット2. スペック偏重によるミスマッチのリスク
結婚相談所では、プロフィール上の条件(容姿、年齢、年収、学歴、身長、職業など)に頼りがちで、書類上のデータだけで相手を判断してしまうリスクがあります。
その結果、「写真のイメージと実際が異なる」、「条件は理想的でもフィーリングが合わない」といったミスマッチが生じやすくなります。
本来、結婚に必要なのは数値上のスペックだけでなく、相手との相性や居心地の良さです。
デメリット3. 短期間での決断がプレッシャー
結婚相談所は、交際から成婚までの期間が短いため、焦って決断しなければならないプレッシャーが強く、ストレスが多いのがデメリットです。
じっくり相手を見極めたい方や、異性との交際に不慣れな方には、この急速な進展が大きなストレスとなり得ます。
その結果、「条件が合うから」と焦って決断した後、価値観のズレや家族間の問題が後になって浮上するリスクもあります。
デメリット4. 成婚至上主義の落とし穴
多くの結婚相談所は「成婚率の高さ」をアピールしますが、成婚率を競わせるかのような業界全体の風潮もデメリットです。
その裏側には、婚活者ファーストとは言えない「成婚至上主義」や「成果重点主義」といった、目に見えない考え方が根付いています。
さらに、この結婚相談所のメソッドの最大の問題点は、あらかじめ結婚しやすい条件の人を集めることを可能にし、難しい人を遠ざけてしまう結果を生み出している点にあります。
また、結婚相談所によっては、短期間での決断を急かされ、カウンセラーから過度なプレッシャーを受けることで、機が熟す前に本当に納得できないまま成婚してしまうリスクも存在します。逆に、成婚の手前で足踏みし、交際終了を繰り返すケースも見受けられます。
たとえば、成婚の定義がプロポーズ成立であるため、結婚相談所が責任を持つ範囲はそこまでとなり、フォローがなくなった婚活者が、退会後に婚姻届の提出までの間に交際が破局してしまうケースも少なくありません。
デメリット5. 婚活疲れによる心理的負担
結婚相談所のシステムは、効率的に出会いを提供する一方で、機械的なマッチングや複数のお見合いの繰り返しなどが原因で、精神的な疲労や自己否定感を招くことがあり、隠れたデメリットと言えます。
たとえば、仮交際中に「自分はただの比較対象に過ぎないのでは?」、「このまま一生結婚できないかも?」という不安や絶望に駆られるのは誰しも経験があるでしょう。短期間で大きな決断を迫られるプレッシャーが心身を消耗させるケースも見受けられます。
結婚しようと一度は決意したのに、却って結婚をあきらめざるを得ない人を生み出しているとしたら、罪深いと言わざるを得ません。
まとめ 〜結婚相談所のメリット・デメリットをよく理解し、自分に合った婚活を
結婚相談所は「本気で結婚したい人が、短期間で効率的に出会える場所」であり、数値や条件に基づくシステムが確立されています。しかし、同時に費用負担の大きさ、条件偏重によるミスマッチ、そして短期間で決断を迫られるプレッシャーといったデメリットも存在します。
さらに、婚活の過程で「自分は選ばれないのでは?」「結婚に向かないかも」「自分の何が悪いのか?」といった孤独感や心理的ストレスにさらされるケースも少なくありません。周囲が次々と結婚していく中で焦りが募り、自己否定感に陥ることもあるでしょう。
1. 結婚相談所はどんな人に向いているのか?
結婚相談所はすべての人にとって最適な婚活手段ではありません。以下のようなタイプの方には、特にメリットが大きいでしょう。
・早く結婚したい人:
3ヶ月~最長で6ヶ月以内に成婚を目指すシステムを活用できる
・婚活を将来への投資と捉え、費用を惜しまない人:
確実な出会いのために費用をかける覚悟がある
・恋愛経験が少なく、専門家のサポートを必要としている人:
カウンセラーの助言で安心して婚活を進められる
・安心・安全な出会いを重視する人:
厳格な審査により、信頼できる相手と出会える
・効率的に相手を探したい人:
細かい条件設定で、理想の相手を効率よく見つけられる
・自ら積極的に行動できる人:
自分の魅力を高め、目標に向かって努力できる
一方で、以下のような方には、結婚相談所のデメリットがメリットを上回る可能性があります。
・自然な出会いで恋愛を楽しみたい
・じっくり相手を見極めたい
・条件よりもフィーリングや直感を重視する
・婚活費用を極力抑えたい
・結婚はしたいが、結婚や異性との交際に強い心理的ブレーキを感じる
・異性とのコミュニケーションに課題がある
・異性と親密になるのが得意ではない
・セクシャリティーに課題を抱えている
2. 結婚相談所は「出会いの場」と心得る
結婚相談所の提供するサービスは優れていますが、極論をいうと、男女に「出会いの機会」を提供するものに過ぎません。
結婚相談所は、マッチングや成婚までの人的サポートが充実しているとはいえ、「出会いの後にどう関係を築いていくか」は、最終的には婚活者自身の努力と「人間力」に委ねられています。
そのため、結婚相談所のシステムを上手に活用しつつ、婚活中の孤独や悩みにもしっかり向き合うことが重要です。そうして初めて、孤独や不安を軽減し、前向きな気持ちで婚活に臨む環境が整えられます。
3. 心理サポートの重要性
婚活最大の障害は、婚活者の孤独、すなわち心理的な孤立感にあります。
現在の結婚相談所のシステムのデメリットは、婚活者自身の内面の悩みや不安に十分向き合えていない点にあるのです。いくつか理由を挙げて具体的に説明します。
3-1. 婚活カウンセラーが扱うのは現在進行形のテーマだけ
もう一つ、ほぼすべての結婚相談所では、カウンセラーが扱えるテーマの範囲が、婚活中の悩みや現在進行形の問題の相談に限定されるという事実があります。
たとえば、異性とのコミュニケーションにおいて、子供の頃から葛藤を抱えている男性がそのことを打ち明けたとすると、「相性の合う人は必ずいるから頑張ってね」と諭されて終わってしまう場合もあります。
そして、「女性から好かれる話し方」を伝授されたり、話し方教室のセミナーを紹介されたりするかもしれません。
結婚相談所に限らず、婚活アプリやパーティーなど、どの方法でも心のケアがしっかりしていなければ、本来の目的である「幸せな結婚」にはつながりにくいのです。
たとえば、これまで結婚したくても結婚できなかった人が、従来の心理パターンや価値観のままでどうして結果を出せると思えるのでしょう?結婚を止めている心のブレーキにはそれなりの理由があるはずなのです。一念発起して婚活して、一生懸命にアクセルを踏んでも、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる状態なので、婚活疲労に陥るのは目に見えています。
3-2. 心理サポートの必要性
心理サポートは、婚活の成功を後押しする大切な要素であり、婚活者自身が自分の内面に向き合い、成長するためのプロセスとして積極的に取り入れるべきです。
結婚は「ゴール」ではなく、「新しい人生のスタート」です。
婚活を通じて結婚に辿り着くことも大切ですが、その後の人生をより豊かにするためには、結婚後のサポートはもちろん、自己成長のための環境を整えることが極めて重要です。
ここまで、客観的な分析と解説に努めてまいりました。最後に、婚活メンターとしての筆者自身の考えをお伝えしておきます。
4. 従来の結婚相談所の枠を超えたサポートを〜リアルラブのメソッド&考え方
「善い人にめぐり逢えたら結婚できるのに」と、はじめから相手を期待して一喜一憂している方が非常に多く見受けられます。これは、結婚相談所のアドバイザーやカウンセラー自身がそれを信じて疑わないことにも起因しています。
筆者の考えは異なります。婚活者自身が「どんな人生にしたいのか?」「結婚でどんな人生を創り出したいのか?」が明確になれば、送りたい結婚生活のイメージが捕まえやすく、相手のイメージも自ずとはっきりと描けるはずです。
◯プロフィールを変えると、出会いたい人に会える
わかりやすい例を一つ挙げると、プロフィール写真のイメージも、自己PR&自己紹介の書き方も変わってきます。
「自分はこんな結婚生活を、こんな人生を送りたいので、共感してくれる人、よろしく!」というイメージです。セルフ・ブランディングの手法です。
本来、婚活とは楽しいものです。未知の人に会うと、ワクワクとドキドキが止まらないものです。
手前味噌ではありますが、たとえば、創設時から心理カウンセリングを重視してきたリアルラブでは、以下のようなサポートを提供しています。
・過去・現在・将来、すべての悩み相談OK
・「自分を深く知る」性格分析など、自己成長のためのセッションを提供
・自分の実現したい未来を想い描くサポート
・成婚後の入籍・同居・親族との関係調整など、結婚準備のサポート
・キャリアアップ・自己実現・人生のビジョン設計に関する相談
・性やプチ・トラウマに関するお悩み相談
・既婚者のパートナーシップのお悩み相談
など。
以上、論じてきたように、結婚相談所の持つ強みと課題を深く理解し、システムが提供する出会いの場を最大限に活用するとともに、自身の人間力を磨き、出会いの先にある充実した結婚生活へとつなげていくことが、幸せな未来への最短ルートと言えるでしょう。
(婚活メンター・ひろ)
【関連記事】
・婚活で結婚できない男性の理由5つ!改善点は?
・婚活アプリの落とし穴!失敗しないためのリスクと対策
・3つの本能タイプによる結婚診断(無料)
・9つの性格&エニアグラム診断(無料)
・恵比寿の相談室リアルラブのメンタリングセッションとは?